当サイトは広島大学教育学部国語科文芸研究会「構想の会」の公式ウェブサイトです。
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「構想の会」とは?
「構想の会」は広島大学国語科の学生による文芸創作サークルである。
「会」そのものは大塚崇史によって平成十年に立ち上げられたものの、同人が集まらず、実際に同人誌「構想」が創刊されたのは、二年後の平成十二年五月であった。
その後は、赤崎美也子、弘中洋志を同人に加え、活動を本格化。国語科の教官、竹村信治氏、難波博孝氏、山元隆春氏の特別寄稿や一般投稿、友情投稿などにも支えられ、平成十三年二月に「構想」第二号、同五月、十二月にそれぞれ第三号、第四号を発刊する。
随想、小説、評論、詩、詞、紀行など、掲載作品のジャンルは多岐にわたり、国語科の総合文芸誌として次第に注目を集めるようになり、現在では多くの読者を獲得するにいたっている。
2004年3月、代表の大塚の修了にともない、一時休刊中。
「構想の会」の由来
「構想の会」は第一次、第二次戦後派に続いて文壇に登場した「第三の新人」と呼ばれる作家たちが習作時代に集い、時には文学を語り、時には四方山話をしたりして、それぞれの感性をみがいていた会の名前に由来している。後に芥川賞を受賞する安岡章太郎、吉行淳之介、遠藤周作、小島信夫、庄野潤三、近藤啓太郎らは皆、この会から出発した。
彼らは現在でこそ、日本を代表する作家として文学史上に確固たる地位を築いているが、文壇に登場した当初は些末な日常を私小説的に描く作風から、天下国家を論じた第一次、第二次戦後派の作家達と比較され、軽視されていた。「第三次戦後派」ではなく、「第三の新人」という呼び方には「三流作家」とか「三文作家」という軽蔑する意味が含まれていた。
しかし、彼らはそうした周囲の雑音に惑わされることなく、「構想の会」の仲間達とともに、それぞれの文学世界を深く掘り下げて行き、作品にそれを結実させていった。彼らには信じるべき自らの感受性、感覚、そして、互いを認め合った仲間があった。
信じるべき感受性、感覚を私は持っているだろうか?たとえ周囲から非難や中傷を受けたとしても、信じ通せるような自分の世界を持っているだろうか?「構想の会」はそんな問いの答えを確かめるために立ち上げられた。同じような思いの仲間と語り合い、互いを認め合えたとき、その答えが見つかるのではないか。そんな思いのもとに、同人は今なお、答えを探し続けている。
もう少し立派な翼を持っていたら、天高く飛べる筈なのだが、
残念ながら私の翼にはあちこち穴が開いていた。 ―吉行淳之介
穴の開いた翼でも、飛ぶことが出来るのだろうか。私たちはともに、その答えを探している。
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